EARTHTECHNO
東京湾 三河湾
資料:海上保安庁海洋情報部 資料:愛知県水産試験場

○ 青潮とは

海水が富栄養化するとプランクトンが大量発生することがある。 この大量のプランクトンが死滅すると下層へ沈殿し、 底層で生分解される過程で酸素が消費され、貧酸素水塊ができる。 貧酸素水塊が強風の際などにおこる湧昇現象によって岸近くの水の表層に上昇する。 この水塊はしばしば底層の嫌気分解で生じた硫化水素等を含むため、 大気中の酸素と反応して青色ないし白濁色を呈するので青潮と呼ばれる。 主として東京湾で発生することが知られている。 また三河湾では硫化水素の臭気から苦潮とも呼ばれている。 赤潮同様に魚介類の大量死を招く。

青潮しくみ  

○ 現行対策

・ 海中曝気
 ・ 植生浄化
 ・ 浚渫によるヘドロの除去
 ・ 底質の被覆(覆砂など)
 ・ 浚渫窪地の埋め戻し

 ところが・・・
・ 海は広く水も大量にあり、直接浄化する
 のはなかなか難しい。
・ ヘドロを汲み上げてもその処理に困る。
・ 覆砂をしても根本は解決されていない。
・ ヘドロは窪地にたまりやすい。
青潮抑制技術
(特許出願中(共願))

・ 自然に窪地に集まって来たヘドロを回収しよう!
・ 原因となるヘドロはきれいにして戻そう!!
・ 青潮が発生しない仕組みをつくろう!!!

好気化
青潮抑制
冬〜春 春〜夏〜秋
貧酸素水塊ができる前に底泥を回収

好気化
好気泥を撒き戻し
  ↓
  +下層底泥へ酸素供給
  ↓
貧酸素水塊の発生抑制